11月のひいらぎだより
【今年の渋柿はとっても大きくて、悪戦苦闘の年長。素敵な秋のオーナメントの完成です】
急に木枯らしが吹き始める季節がやってきました。
木々の葉っぱはようやく色づき始めたばかりなのに、
青いまま吹き飛ばされそうです。
でも今年は実りが多いようです。
むかごもあけびもいつもの年の数倍もとれています。
ただ暖かかったのですずめばちがまだ活動しています。気をつけなければなりません。
秋の散歩は春の野原とはまた違った喜びがあります。
まつぼっくり、どんぐり、しいの実、いろんなものが採れます。
子どもたちは飽きずに毎日散歩に行くのが楽しみのようです。
ばったも大きく成長しているし、かまきり、こおろぎ、鈴虫、
3~5歳の子たちは捕まえるのも上手です。
落ち葉の下にはかぶと虫やくわがたの幼虫が育っています。
自然の中で子どもたちの五感も大きく育っていると思います。
先日の片岡直樹先生の講演会、夜にも関わらず多くの保護者の方に
聞いていただくことができました。ありがとうございました。
先生は「幼児期は知育ではなく体験を豊かにして、まず五感を育てることが大切」
と自らの体験と相談に訪れた子どもたちの事例から確信をもって教えていただきました。
そして、赤ちゃんの時からテレビやメディアの音を消して、
母親や父親、家族の声で語りかけたり、お料理や洗濯や掃除など
普通の生活を共に楽しんでいると、子どもは親のしていることにあこがれ、
模倣して言葉を覚え、人間としての生きる力を身につけていくそうです。
読み書きは前頭葉の働きによるものなので、その他の脳が育った後の6~7歳からで
十分だと話されていました。
聞けなかった保育士や保護者のためにビデオをとらせていただいたので上映会をします。
またぜひご参加下さい。