6月のひいらぎだより
【どどめ(桑の実)がたくさんなりました。子どもたちが歌う歌のように、みんなのベロが真っ黒だ~♪ベロどころか、口の周りも真っ黒になるまで食べている子どもたちです!】
雨が多くなる季節になってきました。
先月は親子遠足、懇談会等、園行事への参加ありがとうございました。
職員も新年度に入り、新しい年齢の保育に向けて学習を深めています。
10日前、岡山のもみの木保育園にてボランティアで樹木の剪定をしている
松浦さんという方がひいらぎにも来て下さいました。
年齢は67歳、定年を過ぎたとき、これからの人生を子どもと植物に関わって
生きたいと決めて、植物の勉強をされたそうです。
庭木の手入れの仕方も親方に弟子入りして習われたそうです。
樹木や虫などの知識も豊富な方でした。
1年のうち5か月くらい剪定の仕事をして、
あとの7か月はボランティアで園の仕事をしたり、
町の自然を保護したりされているそうです。
そんな松浦さんに炎天下の中、丸2日もかけてひいらぎ保育園の樹木の剪定を
していただきました。
おかげでどの木も生き生きとして生命を吹き返したようです。
玄関の門の脇に葉っぱを茂らせている木は、榎(えのき)というそうです。
「よく青虫がつくんです」と保育士が言うと、
「この木はオオムラサキの幼虫がやってくるんです。この葉っぱが大好きなんですよ」
と教えて下さいました。
広場の桑の木(どどめの木)の実が白くなるのは、
栄養が足りないから桑の木が自分で間引きしているからなのだそうです。
手入れをして葉っぱに付いた虫も全部落として下さったので
桑の木が生き返り、黒い実がたくさん実りました。
そのほかにもたくさんのことを教えて頂きました。
この後久留米の姉妹園を回って、地震の被害を受けた
二の丸保育園にも行ってあげたいとおっしゃっていました。
東北のいわきさくらんぼ保育園にも毎年行っているそうです。
松浦さん、ありがとうございました。