4月のひいらぎだより
【ご入園おめでとうございます!新年長組の花吹雪です】
今日は桜が満開ですね。例年と比べ開花が遅く、入園式と同時期になりました。
桜が咲いていると心が浮き立つような気がします。
チューリップや桃の花、菜の花も咲きほこり、百花繚乱の季節。
森の中では小鳥がさえずり、鶯も鳴き方がじょうずになってきました。
私たちが小さかった頃は庭先にメジロや鶯が飛んできて、
子どもたちもどの鳥なのか分かる子も多かったのですが、
今はなかなか知っている大人の方が少ないようです。
中には図鑑で見て覚えている子もいますが、本物に出会えることあれば
それが一番だと思います。
園では散歩をよくするので、草花の名前や、どれが食べられるかは
きっと子どもたちの方がご両親よりよく知っていると思います。
卒園間際の子どもたちがいつも口うるさかったであろう私に、
牛島と別れたくないなと言ってくれたり、
おんぶしてあげると言って背負ってこけたりしてくれました。
一年の疲れが飛んで、保育士になって良かったなと思える瞬間です。
子どもって、大人をすごく喜ばせる存在なんですね。
今は“困った子”とか“うるさい子”という見方をされる子どもたちですが、
本来、子どもが近くにいると私たちを癒してくれたり
世の中を元気にしてくれる、とてもうれしい大切な存在なのですが、
今はそのことがうまく伝わっていない気がします。
ご近所を散歩していても、何か悪い事をしでかさないかと見られているようです。
実際いたずらが絶えなくて、近所からの苦情もあります。
でも本来子どもはやりたがり、知りたがりなんです。
だから失敗もします。失敗して叱られて、賢くなっていきます。
良い子では心は育ちません。
親としてはつい転ばぬ先の杖を出したいと思いますが、
転んで知ることもたくさんあります。
見守っていきたいですね。