3月のひいらぎだより
【この度の大地震にて被災された熊本、大分の皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。写真は3月23日に姉妹園・二の丸保育園との年長交流で熊本城へ行った時のものです。毎年とても楽しみにしていた年長熊本行き。1日でも早く復興できるよう、私たちもできることをしていきます】
凍えるような寒さも去り、穏やかな陽射しが訪れてくるようになりました。
だんだん春が近づいてきています。
年長はもう卒園の時を迎え、去年の年長がしていあこがれのリズムをしたり、
絵具を使って絵を描くことを楽しんでいます。
それを3~4才の子どもたちが、またあこがれて見ています。
“木の葉”や“荒馬”、“竹踊り”の4拍子を聴くと、なんだか気持ちがうきうきと
高揚してくるようです。
園庭の土山の泥が流れてしまって園庭が高くなり、水が流れにくくなっていたので、
保護者のおじいちゃんかが機械で泥を集めて高くして下さいました。
「泥遊びは子どもたちのお仕事やんね。」と一緒に来られていたおばあちゃんが言っておられて、
本当にそうだと思いました。
小さい時から泥と遊んで、卒園して妹や弟を迎えに来て、また山を掘る子どもたち。
泥は私たち人間の文化の源でもあります。
土に水をひいて作物を作り、土をこね器を作り、泥壁で家を建てた。
土と水がなければ、人間の文化は発展しなかったかもしれません。
卒園する子どもたちへ、土を触りたくなったらまた保育園へ遊びにおいでね、
と伝えたいですね。