10月のひいらぎだより
彼岸花が畦を覆い、美しく咲いています。
私たちの小さい頃は赤い彼岸花しかなかったのに今はベージュ色や大輪の豪華な黄色い彼岸花もあります。久留米のゆめタウンに行く道の脇にもきれいに植えられています。人間の手が加えられてきれいになるものもありますが、壊れていくものもありますね。
この夏から秋、日本列島を集中豪雨と猛暑が襲い、北海道、広島、京都、各地で豪雨被害が深刻です。世界に目を転じると、アメリカの西部は5,000年に一度の干ばつです。
最近の報道では南極西部の氷床が急速に解けていることが観測され後戻りできないところまできているとの警告もあります。
日本近海の水温が例年より高くなっており、災害の頻発、異常気象の背景に地球温暖化の影響があることは明らかです。気象庁は平成26年8月豪雨を受けて、二酸化炭素(CO2)の排出規制を呼び掛けています。ひとりひとりが何かしらできる努力をしなければなりませんね、何ができるのか?まずは節電かな。
親子遠足で登る予定の高良山も2年前の豪雨で道が陥没したり、崖が崩れたりしました。今はずいぶん修復されていますがまだ完全に治っていません。
この10月に着工予定のJR東海のリニア中央新幹線、いままでの新幹線よりさらに早く走る予定ですが、その9割がトンネルのなかを通る予定だそうで、深刻な環境破壊が懸念されています。
もうこれからは速い、便利を追及する時代は終わりにしてほしい、未来の子どもたちに何を残してあげられるかを考えたいですね。